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不動産投資ローンのメリット・デメリットを解説 審査に落ちてしまう人の特徴とは

ローン
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#賃貸経営の知識をつけたい
不動産投資ローンのメリット・デメリットを解説 審査に落ちてしまう人の特徴とは

不動産投資ローンを組もうと悩んでいる方で気になるのは、ローンによって得られるメリット・デメリットではないでしょうか。

そこで今回は、これから不動産投資を始めようとする方に向けて、不動産投資ローンとはどのようなもののか、ローンを組むことによるメリットやデメリット、さらに審査に落ちてしまう人の特徴などをご紹介していきます。

住宅ローンとは異なる不動産投資ローンについて理解した上で、不動産投資を始めてみましょう。

不動産投資ローンとは

不動産投資ローンとは、賃貸経営をするなど投資を目的とした物件を購入するためのローンを指します。

自宅を購入する際に利用する住宅ローンとは異なり、物件としての収益性や事業としての継続性が重要視されます。

不動産投資でローンを組むメリット

不動産 投資2

不動産投資ローンには、以下の4つのメリットがあります。

1.手元の資金が少額でも不動産投資を始められる
2.手持ちの資金を残せる
3.家賃収入でローンの返済が可能
4.団体信用生命保険に加入できる

この4つのメリットについて、ひとつずつ見ていきましょう。

手元の資金が少額でも不動産投資を始められる

不動産投資ローンの最大のメリットは、少ない自己資金で物件が購入できることです。

不動産ローンの利用によって、自己資金の約10倍にも及ぶ資産を得られる可能性があります。手元の資金が少なくても、ローンの審査さえ通れば不動産投資を始められる点は、大きなメリットといえるでしょう。

手持ちの資金を残せる

最初のメリットでお伝えしたように、不動産投資ローンは少ない自己資金で始めることができます。手元に資金が残るため、万が一の備えにも対応できる余裕を持つことが可能です。

家賃収入でローンの返済が可能

家賃収入でローンの返済ができることがメリットです。

不動産投資による賃貸経営の収入は、入居者からの家賃収入になります。そのため、家賃収入をローンの返済に回すことができます。反対に、空室の増加により家賃収入が減った場合には、手元の資金から返済をしなければいけません。

安定したローン返済のため、空室リスクへの対策も必要となってきます。

団体信用生命保険に加入できる

最後のメリットは、「団体信用生命保険」に加入できることです。

団体信用生命保険とは、ローンの契約者が完済前に死亡した場合、残債を代わりに返済してくれる保険制度です。この保険に加入することにより、家族には住宅ローンのない不動産だけを残すことができます。

不動産投資でローンを組むデメリット

不動産投資ローンにはさまざまなメリットがあることが分かりました。しかし、その一方でデメリットも存在します。

不動産投資ローンには、以下の3つのデメリットがあります。

1.利息が発生する
2.金利が上昇するリスクがある
3.不動産投資ローンを借りるための審査が必要

まずは、ひとつずつ見ていきましょう。

利息が発生する

最初のデメリットは、利息が発生するという点です。

不動産投資ローンを組むことで、ローンに利息が発生します。現金で購入する場合と違い、利息分の支払いが発生するため、事前に返済額を確認しておく必要があります。

金利が上昇するリスクがある

2つ目のデメリットは、金利上昇のリスクがあることです。

変動金利の場合は金利が上昇するリスクがあります。そのため、返済額が増えてしまう可能性があり、毎月の返済が難しくなる場合もあるのです。資金計画には金利上昇のリスクも考慮しておきましょう。

不動産投資ローンを借りるための審査が必要

3つ目のデメリットは、不動産ローンを借りる際の審査です。

不動産ローンは、住宅ローンに比べ審査が厳しくなります。住宅ローンは自宅購入のために組みますが、不動産投資ローンは賃貸経営など投資を目的とした物件購入のために用意されたローンです。そのため、返済能力だけでなく、収益性や継続性が重要視されるため、住宅ローンとは異なる審査が必要となります。

不動産投資ローンを利用できない人の特徴

不動産投資ローンのデメリットのひとつに、審査が必要であることをお伝えしました。住宅ローンに比べ審査が厳しい不動産投資ローンですが、利用ができない人には以下の2つの特徴があります。

1.信用情報に問題がある
2.年収500万円未満

なぜ不動産投資ローンを利用できないのか、それぞれの理由を見ていきましょう。

信用情報に問題がある

まず、信用情報に問題がある人です。

信用情報とは、クレジットカードやローン等の支払い状況や残高などの利用記録です。信用情報は返済能力や支払い能力を判断する材料となるため、過去にクレジットカードやローンの支払いに滞納がある場合は、審査が通りにくくなります。

年収500万円未満

次は、年収500万円未満の場合です。

不動産投資ローンは個人の属性の高さが審査の通りやすさに影響します。個人の属性とは、勤務先や年収などの社会的な立場や、資産による経済的立場で判断されます。これは年収が高いほど返済能力が高いとみなされ、融資が受けやすくなるためです。

しかし、場合によっては年収500万円未満でも不動産投資ローンを組めます。その代わり、金融機関が限られてしまうため、望まない条件でローンを組むしかないなど、選択の幅が狭まります。

不動産投資をするならまずは物件探しから始めましょう

今回は、不動産投資ローンに関するメリットやデメリットについてお伝えしました。不動産投資ローンについて理解したところで「早速金融機関に相談をしに行こう」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、不動産投資を始めようと思ったら、まずは物件探しから始めましょう。不動産投資ローンは物件の収益性や事業の継続性が融資の判断材料になります。つまり、審査の時点で物件がなければ、そもそも融資の判断ができません。

まずは、収益の見込める物件探しをすることが大切です。

まとめ

不動産投資ローンには少額で高い資産を得られるメリットがある一方で、利息や金利上昇といったデメリットがあることをお伝えしました。不動産投資ローンは住宅ローンと異なる点が多いので、これらの特徴を理解した上で、不動産投資ローンの活用を検討しましょう。