賃貸で満室経営を目指すための心得4つ!やってはいけない空室対策も紹介
不動産投資は、満室経営ができてこそ成功といえます。 現在は新 […]
不動産投資はリスクが高いと言われますが、その反面うまくいけば安定した収入を得られる、贈与や相続のときに節税ができるなどメリットがあります。
リスクがあるとしても、それを回避する方法を知っておけば不動産投資で成功するのも難しいことではないので、投資を始める前にしっかりと勉強をしておきましょう。
目次
投資は確実に利益を得られる保証はないのでリスクはつきものですが、数ある投資の中でも不動産投資のリスクが高いと言われるのは、投資金額が大きいからです。
最近は、100円からでも投資できる商品がありますが、100円であれば利益がなくても、失敗して元手ごと失ったとしても痛みはありません。不動産投資でも少額から始められるクラウドファンディングなどがあるものの、それでも他の投資と比べると金額は大きくなります。
また、家賃額や入居率に関して社会情勢や景気の影響を受けるのはもちろん、建物の老朽化や災害などリスクの種類も多いことが、リスクが高いと言われる理由です。
不動産投資はリスクが高い反面、他の投資と比較して利益を計算しやすいという利点があります。
投資物件を購入するときには、家賃相場や建物の状態、ローンの返済額などを確認して収益のシミュレーションを算出します。入居率のパーセンテージによって増減はありますが、それでもシミュレーションをすることで毎月どれぐらいの利益が出るかを、ある程度算出できるのです。
他の投資でも利益を計算することは可能ですが、あくまでも予想であり、株価などを的中させることは難しいのが実情です。
不動産投資の場合は「家賃」という景気に左右されにくい確定した利益がありますから、きちんとリスクヘッジをしておけば安全かつ確実な投資方法でもあります。
不動産投資にはさまざまなリスクが伴うと言われていますが、どういったリスクがあるのかをわかっていないと備えることもできません。特に、不動産投資初心者の場合は投資前のリスクヘッジがとても重要です。
信頼できる不動産会社とともに進めていけば回避することは可能ですが、自分が物件を所有するのですから、リスクを把握しておく必要があります。
それでは、不動産の代表的なリスクの種類を見てみましょう。
・空室が発生して家賃収入が減少するリスク
・借主の家賃支払いが滞るリスク
・周辺環境の変化や社会情勢による不動産価値の下落リスク
・経年劣化による入居者の家賃下落リスク
・経年劣化や老朽化、入退居によって発生する修繕リスク
・金利上昇により総支払額が予想を上回るリスク
・借主の火の不始末や近隣火災による火災リスク
・地震が起きたときに建物に被害がある地震リスク
ざっと挙げただけでも、これだけの種類のリスクがあります。
どれだけリスクがあるとしても、それぞれに回避する方法があります。
空室になりやすい物件には特徴があります。もっとも避けられてしまうのが、浴室とトイレと洗面所が一体化している3点ユニットバス、和室、エアコンがないという物件です。高層物件の場合は、エレベーターがないことも空室リスクを高めます。
こういった点を踏まえておけば、空室リスクを回避できます。
不動産価値下落や家賃下落、修繕などのリスクを回避するには、収益シミュレーションを算出して、キャッシュフローを事前に把握しておきましょう。家賃の想定だけでなく、設備費や修繕積立金、管理会社への委託費用など収入と支出をしっかり計算すれば、金銭的なリスクを回避できます。
不動産を所有すると、不動産取得税や固定資産税、入居者募集広告、設備費、室内クリーニング、修繕積立金などあらゆる維持費が発生します。ある程度は収益シミュレーションで想定していたとしても、想定外の出費もありますし、場合によっては高額な支出があるかもしれません。
いずれにしても、不動産関係の支出は額が大きいので、必ず自己資金を準備しておくことが重要です。資金があれば、災害リスクや金利上昇リスクはもちろん、ほとんどのリスクをカバーできます。そのためには、利益が確実に出る物件を取得できるよう、信頼できる不動産会社を見つけることも重要なリスク回避法です。
不動産投資に失敗するのは、どういったリスクがあるのかが理解していなかったり、リスクを回避する方法を考えておかなかったり、備えを怠っていることが原因です。
確かに、100%リスクヘッジができるとは限りませんが、事前にリスクに関して学んでおくことで、不動産投資はぐっと成功しやすくなります。
もし自分で判断できないことがあれば、無理をせずに不動産会社に相談をしながら、上手にリスクを回避していきましょう。