エイブル

家主様・オーナー様向けサイト
  1. HOME
  2. お役立ち記事

【アパート経営のコスト削減】電力会社の見直し 3年に1度は確認するべき理由

賃貸管理
公開日:
更新日:
#コストを削減したい
【アパート経営のコスト削減】電力会社の見直し 3年に1度は確認するべき理由

アパート経営をしているとさまざまなコストがかかりますが、そのひとつに共用部の電気代が挙げられます。電気代はどこと契約しても同じというイメージがあるかもしれませんが、2016年に電力自由化が始まったため、同じ消費電力でも電力会社によって電気料金の違いが出てきています。

ここでは、電力会社を見直すことによるメリットや電力会社を変えるうえで発生する疑問、注意点などを紹介します。

電力会社の見直しできてますか?

電力会社を見直すと、電気料金のコストを下げられる可能性があります。高圧一括受電の場合は入居者の同意が必要ですが、電気料金が下がれば、結果的に入居者の負担も減らせるので、もう一度契約内容を確認してみましょう。

電力会社を見直すメリット

電力が自由化される前は、東京電力や関西電力など大手電力会社から電気を供給してもらう以外の選択肢がありませんでした。そのため、電力会社は価格競争をする必要がなかったので、電気料金の割引や値引きなどのサービスもありませんでした。

しかし、電力自由化によりさまざまな電力会社が参入したことで価格競争が始まり、電気料金が安くなるメニューが導入されています。

共用部分の電気代は微々たるものと思うかもしれませんが、毎月必ず支払うものですし、年間単位で見れば大きなコストです。コスト削減というのは手間がかかるものが多いですが、電気代であれば電力会社を見直すだけでいいので、手軽にコストカットができるのは大きなメリットといえるでしょう。

電力会社の変更で電気料金が安くなる理由とよくある質問

2015年までは、旧一般電気事業者が提供する電気料金プランとしか契約できませんでしたが、電力自由化により電気の小売が自由化され、さまざまな業種が電力事業に参加できるようになり、利用する電力会社を選べるようになりました。

ただ、利用者からすると、電気代が安くなるとしても新しい電力会社にしても大丈夫なのか、電気はちゃんと供給されるのかなどさまざまな不安があるかもしれません。

そこで、ここでは電力会社変更に関するQ&Aを紹介します。

今までの電力会社と新しい電力会社の違いは何?

今までの電力会社は、電気の発電から供給、販売までを一括して行っていました。これが、旧一般電気事業者で代表的な会社だと、東京電力や関西電力、北海道電力などが挙げられます。

一方、新しい電力会社というのは、電気を販売する会社のことです。送配電は旧一般電気事業者の仕組みを使いますが、旧一般電気事業者が独占していた「電気の小売」が電力自由化によって他の会社でも小売できるようになりました。そこに参入してきた会社が「新しい電力会社」という位置づけになっています。

簡単にいうと、「電気の販売を専門的に行う」というところが、発電から小売まで行うのが今までの電力会社との違いです。

新しい電力会社は停電しやすい?

新しい電力会社は、電気を小売する会社であって、発電したり供給したりする会社ではありません。つまり、送配電は従来の電力会社を通して行うので、新しい電力会社にしたからといって停電する可能性が高くなることはありません。

工事は必要?

電力会社を変更する場合、ブレーカーの変更工事をする必要はありますが、それ以外の大きな工事は原則必要ありません。ブレーカーの変更はすぐに終わるケースが大半ですので、切り替えにあたって停電をすることもほとんどありません。

電力会社が倒産したら停電する?

前述しましたが、新しい電力会社が倒産しても、発電や送電は旧一般電気事業者が行っているので停電することはありません。万が一倒産ということになった場合、新しい電力会社は契約者に対して事前に通知をする義務があるため、その通知が来たら他の電力会社に移行すればいいだけです。移行までの期間も電気の供給は続くので、安心して利用できます。

電力会社を見直す際の注意点

電力会社 見直し

電力会社を見直すには、いくつかの注意点があるのでチェックしておきましょう。

高圧一括受電との違い

一般的な受電契約であれば戸別に電力会社を切り替えられるので、住民が自由に電力会社を選べます。しかし、高圧一括受電は戸別で電力会社を切り替えることができないため、アパート(もしくはマンション)全体で契約を見直す必要があります。つまり、住民が了承しないと見直せないので注意しましょう。

停電を伴う点検の有無

見積りなどで電気メーターを点検する場合、電力会社によっては停電させることがあります。今は、リモートワークなどで日中でも在宅者が増えているので、停電を伴う点検の有無はしっかり確認しておきましょう。

入居者の同意

当然ですが、電力会社の変更は入居者にも関係があります。たとえ高圧一括受電でないとしても、契約先が変わるのであれば同意が必要となるため、勝手に見直しを進めないように注意してください。

3年に1度は電力会社の見直しをしましょう

契約というのは内容が細かく複雑なので、1度契約をするとそのままにしてしまうと大家さんも多いかもしれません。しかし、電力の自由化により新しいお得なプランが登場している可能性もあるため、3年に1度は契約を内容確認してみましょう。

電力会社を変えることでコスト削減ができるかもしれないので、ぜひこの機会に見直してみてください。

フリーワード検索