【格安空室対策】コンセント増設リフォームで入居者に喜ばれる物件を!費用の目安や手順も解説
空室対策のためにリフォームを検討しているのであれば、コンセン […]
新型コロナウイルスの影響は住宅業界にも広がっています。給湯器やトイレなど、住宅設備が品薄になり、供給不足が続いている状態です。賃貸物件の大家さんへの影響としては、設備が故障したとしてもすぐに交換できない等の事態が起きています。
今回は、住宅設備の供給不足がいつまで続くのか、どのような設備の供給が遅れているのか、などを解説します。
現在の供給不足はもちろん、もしものときに備えられるよう最後までチェックしてみてください。
住宅設備が供給不足に陥った原因は、ベトナムでの新型コロナウイルス感染拡大です。
住宅設備の大手メーカーはベトナムにある協力会社などから部品供給を受けていました。しかし、新型コロナウイルスが拡大したことでベトナムの工場が停止し、部品供給が滞る状況に陥っています。この影響から、ベトナムに協力工場を持たない設備メーカーへの注文が急増し、生産が追い付かなくなる事態になっています。現在は住宅メーカーをはじめ業界全体で国内の在庫を取り合う状態です。
新築の建物は施工後、自治体や専門機関の検査をクリアしてから物件の引き渡しが行われます。住宅設備が設置できていない状況ではその検査を受けられず、物件の引き渡しが遅れる可能性も出てきました。
新型コロナウイルス感染拡大により、供給が遅れている住宅設備の一例を紹介します。
<供給が遅れている住宅設備>
・温水洗浄便座
・食洗器
・コンロ
・ガス給湯器
・エコキュート
・LED 照明
上記の設備は供給の目途が立っておらず、住宅設備を取り扱う企業では納期未定の状態です。所有・管理している賃貸物件で上記に当てはまる設備が故障した場合、メーカーへ連絡しても納品が遅くなる可能性もあるのです。
2022年1月現在では、住宅設備の供給不足が徐々に回復しつつあります。住宅設備を取り扱う企業では、供給不足の回復を目指して生産拠点の見直しなどが行われています。2022年春の時点で回復の見通しもありますが、現時点では断言できない状態です。
そして、生産を再開できたとしても、受注が集中すれば在庫確保が難しくなる可能性もあります。供給が滞っている現状では、従来通りの納期で各種設備が納品されるのは難しいでしょう。
また、政府では生活に欠かせない給湯器の安定供給を目指し、2021年12月に以下のような要請を関係団体へ出しています。
<政府の出した要請>
・故障時の修理対応を万全にする
・これまで取り引きのなかった事業者への調達も検討する
・海外向け給湯器の国内への振替
国はもちろん、関係企業も柔軟な対応ができるよう動いている状況です。
住宅設備の供給が滞っている昨今、賃貸物件を管理する大家さんは設備故障への備えを整えておきましょう。住宅設備に関する保証事業を展開しているある企業では、オーナー向けの設備保証サービスも検討されてみてはいかがでしょうか。
<設備保証サービスを受けるメリット例>
・同じ時期に複数の故障が起きても費用負担を抑えられる
・少額の保証料で修理や交換費用をカバーできる
・賃貸物件の価値を保てる
住宅設備の供給が滞っている状況において、設備が壊れた際は修理が必要なシーンも増えてくる可能性があります。入居者の方々に不便な思いをさせないために、設備保証サービスの利用を検討してみてください。