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アパート経営で気になるのが、建物の管理にかかるコストではないでしょうか。特に電気代は大きなネックになり、節約することも簡単にはいきません。今回はたくさんある支出項目のうち、電気料金について詳しく解説していきますので、電気料金を削減したい大家さんはぜひ参考にしてみてください。
目次
アパート経営のコストといえば、光熱費や損害保険料、建物の維持にかかる管理費などが挙げられます。その中でも電気代は毎月かかるコストなので、できるだけ節約したいというのが本音でしょう。
電気料金の節約は、一ヶ月単位で見るとたいした差ではなくても、数10年単位で考えると大きく変わってきます。ここからは、電力自由化による新電力の切り替えや、メリットなどについてご紹介していきます。
電力の自由化は大規模工場やデパートにはじまり、その後は中規模工場やビルへと対象が広がりました。そして、2016年には「低圧」区分の一般家庭や商店も対象になり、今では多くの人が自由に電力会社を選ぶことができるようになっています。
「電力の小売全面自由化」によってガスや石油会社をはじめ、さまざまな企業が参入して、その数は増え続けています。新電力会社は、地域の電力会社(東京なら東京電力、北海道なら北海道電力など)から電力を買うことで、一般家庭や商店などに供給できるようになったのです。
新たに参入した小売電気事業者(新電力)では、これまでよりも安く電力を提供できるとして、新電力へ切り替える人が増え続けています。しかし、各家庭の電気が自由に選べることになったのは知っていても、共用部分を新電力へ切り替えることができることを知らない大家さんも多いようです。アパートやマンションの共用部分に見合ったプランを提供している電力会社もたくさんあるので、まずはホームページなどをチェックしてみましょう。
ここからは、大家さんが電力会社を切り替えた際のメリットとして、どのようなことがあるのか詳しく見ていきましょう。
大家さんが電力会社を切り替える理由のほとんどが、電気料金を安く抑えたいからではないでしょうか。各電力会社のホームページなどで、切り替えた際の電気料金をシミュレーションできるようになっています。まずは一度シミュレーションして、どれだけ削減できるのか比較してみましょう。
建物の規模や共用部分の広さなどで、どれだけ削減できるのか異なりますが、平均して5〜10%程度の削減が可能となります。長い目で見ると、大きく経費を削減することができるようになるでしょう。また、アパートにケーブルテレビやインターネットを導入している場合は、電気とセットで契約すると割引になる場合がありますので、セット契約も検討してみてください。
電力会社を変えたからといって、大掛かりな工事は不要なうえに初期費用もかかりません。スマートメーターへの変更が必要な場合もありますが、このときも費用がかからないことがほとんどですので、気軽に変更することが可能です。
共用部分の電力会社を切り替えても、各入居者の部屋に影響を与えることはありません。
とくに通知する必要もなく、電力量が変わることもありませんので、入居者とのトラブルも発生することはないでしょう。
安い電力は質が悪いのでは?と心配される人も多いですが、電力を供給してもらう企業を選べるようになっただけであって、元となる電力の質が変わることはありません。
共用部分の電力会社を切り替える際に、注意しておくべき点をいくつかご紹介します。
電気の契約先を変更するためには、供給地点特定番号が必要です。電気ご使用量のお知らせなどの検針票や請求書等に、地点番号が記載されてありますので、控えておきましょう。
新電力会社を利用する際、支払い方法が限定される場合があります。口座振替のみのところも多く、カードでの支払いができない場合も少なくありません。支払い方法が面倒になってしまっては、せっかく経費を削減できてもストレスになってしまいますので、申し込みをする前にしっかり確認しておきましょう。
電力会社を切り替えるほかにも、共用部分を節約するテクニックがあります。具体的な方法は以下のとおりです。
・照明をLEDに変更する。
・エントランスや階段の電気を人感センサーにする。
・エレベーターがある場合は、使用頻度が低い時間帯の稼働を減らす。
取り組みやすいものから始めていき、少しずつ節約していくと良いでしょう。
今回は、共用部分の電力会社を切り替えることで生まれるメリットや注意点をご紹介しました。電気のマンション共用部を新電力に切り替えるプランを提案している新電力会社も多くありますが、それぞれ特徴が異なります。少々複雑な部分もありますので、お悩みの際は一度不動産会社に相談してみてはいかがでしょうか。