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【お手軽空室対策】浴室乾燥機の後付け方法は?注意点や費用相場を解説

住宅設備
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#空室を早く埋めたい
【お手軽空室対策】浴室乾燥機の後付け方法は?注意点や費用相場を解説

賃貸物件の空室を1つでも減らせるよう、日々さまざまな対策を行っている大家さんも多いのではないでしょうか。空室対策といってもさまざまありますが、やはり部屋の中を住みやすい空間にアップデートすることから始める必要があるといえます。

今回は比較的手軽な空室対策として、浴室乾燥機の後付けについて解説します。費用相場や後付けするために必要な条件なども紹介していきますので、気になる方はぜひ参考にしてください。

入居者人気の高い浴室乾燥機を設置して手軽に空室対策を

浴室乾燥機は、単身世帯・ファミリー世帯問わず入居者からの人気が高い設備のひとつです。民間企業が調査した人気設備ランキングでは、BS・CSアンテナに次いで第7位にランクインするほど人気を誇っています。

※参考 全国賃貸住宅新聞社 「人気設備ランキング2021 コロナ下急増編

特に梅雨や花粉の時期など洗濯物を外に干せない季節には、浴室乾燥機のニーズがさらに高まります。さらに女性の一人暮らしでは、防犯面を気にしてベランダに洗濯物を干さない人も多いです。このように多くの需要がある浴室乾燥機は、比較的手軽にできる空室対策としておすすめの設備といえるでしょう。

浴室乾燥機を後付けする場合はプロに依頼しよう

浴室乾燥機は基本的には後付けすることができるため、現在所有している賃貸物件についていなくても問題ありません。ただし、浴室乾燥機の後付けには電気配線に関する工事を行う必要があるため、国家資格を持ったプロの電気工事士に依頼しなければなりません。

費用を節約しようとDIYで取り付けようとすると、故障や漏電といったさまざまなトラブルが発生するおそれがあるので、自分で取り付けるのはやめましょう。また、賃貸物件自体を傷つけてしまい、場合によっては大規模な修理工事が必要になるかもしれません。

浴室乾燥機を後付けできない部屋の条件

基本的に後付けできる浴室乾燥機ですが、以下の条件に該当する部屋では後付けすることができません。

・換気扇がついていない
・浴室乾燥機を設置するスペースがない
・換気扇と照明の距離が近い

浴室に換気扇がなければ浴室乾燥機を設置することが難しく、工事業者に断られる確率が高くなります。特に、築年数が古い物件には換気扇がついていない可能性があるので注意しましょう。

また、浴室乾燥機の取付けには周囲に40cmほどのスペースが必要であり、このスペースが足りないと基本的に後付けはできません。さらに、換気扇と照明の距離が近い場合、暖房の熱が照明に影響を与えるため取付けが難しいです。

実際に浴室乾燥機の後付けを考える際には、上記のポイントをチェックして無事に設置できるかどうか検討してみてください。

浴室に後付けできない場合こんな選択肢も!

何らかの理由で浴室乾燥機を後付けできない場合、独立型の乾燥機を設置してみましょう。独立型の乾燥機には電気とガスの2種類があり、それぞれ特徴が異なります。

■電気乾燥機
電気乾燥機の特徴は、ガス乾燥機と比べると本体価格が安く導入に工事が不要なことです。電気乾燥機にはさらに細かく2つの種類があり、それぞれ洗濯物を乾かす温度が異なります。乾燥機を使う頻度や衣類への影響を比較して、好みのタイプを選びましょう。

■ガス乾燥機
ガス乾燥機は電気乾燥機よりもパワーが強く、短い時間で天日干しのようにふんわり仕上がるのが特徴です。1時間あたりの光熱費は若干高くなるものの、時間が短いためトータルの光熱費はガスの方が安く抑えられます。しかし、設置には大掛かりな工事が必要です。

浴室乾燥機の設置パターン

浴室乾燥機 後付け2
浴室乾燥機を後付けする場合、3つの設置パターンが考えられます。

・天井に埋め込む
・天井につける
・壁にかける

上記3つの特徴やメリット・注意点について、詳しく見ていきましょう。

浴室乾燥機の設置パターン1、天井埋め込み型

浴室乾燥機の後付けで特におすすめなのが「天井埋め込み型」です。天井埋め込み型の浴室乾燥機は種類が多いため、予算や目的に適した浴室乾燥機が選べます。また、浴室乾燥機の出っ張りを最小限抑えることができるため、見た目がスマートで浴室を広く使えるのもメリットです。

ただし、古い工法で作られた浴室には設置することができません。また、天井の裏に十分なスペースがない場合も後付けができないので、事前に確認しておくことが重要です。

浴室乾燥機の設置パターン2、天井付け型

古い物件などで天井に浴室乾燥機を埋め込めない場合は、天井に浴室乾燥機を取り付けましょう。天井裏のスペースは排気ダクトと配線の分で済むため、比較的省スペースで済むのがメリットです。また換気扇の開口部を使って取り付けるため、天井埋め込み型に比べ、工事費用を抑えられることも魅力だといえます。

ただし、天井に取り付ける浴室乾燥機は種類が少ないのが注意点です。また本体価格が比較的高いため、予算オーバーしてしまう可能性もあるでしょう。

浴室乾燥機の設置パターン3、壁掛け型

換気扇がついていない浴室でも、壁に穴を開ければ浴室乾燥機の設置が叶います。こちらは「壁掛け型」と呼ばれており、古い工法の浴室でも取付けが可能で、天井埋め込み型よりも工事費用が安く済むのがメリットです。

ただし、壁掛け型の浴室乾燥機は外に面した壁にしかつけることができません。窓があるといった理由で十分なスペースが取れない場合、設置できない可能性もあります。

浴室乾燥機後付けリフォームの費用相場は6~10万程度

浴室乾燥機を後付けするには、本体込みで一部屋あたり6〜10万円ほどかかります。内訳は、浴室乾燥機本体が約3万円、工事費用が約3万円とされていますが、換気扇がついていない浴室は穴を開ける工事が必要なためプラスで1〜2万円の費用が必要です。

また、電気の容量や天井の強度、浴室の状況によってさらに追加料金がかかる可能性もあるので、必要な予算はいくらなのかを事前に計算して用意しておくようにしましょう。

浴室乾燥機の後付けは手軽な空室対策のひとつ

入居者人気の高い浴室乾燥機は大規模な工事をせずに後付けできるため、比較的手軽にできる空室対策としておすすめです。ただし、浴室乾燥機の後付けには業者への依頼が必須となり、一部屋あたり約6〜10万円の費用がかかります。また、浴室乾燥機の種類は主に3つあるため、浴室の状態や費用などを考慮しながら決めるようにしましょう。

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