エイブル

家主様・オーナー様向けサイト
  1. HOME
  2. お役立ち記事

「不動産投資=不労所得」は罠!気を付けるべきポイントを徹底解説

賃貸経営の基礎
公開日:
更新日:
#賃貸経営の知識をつけたい
「不動産投資=不労所得」は罠!気を付けるべきポイントを徹底解説

不動産投資は不労所得が得られるイメージがあるかもしれませんが、ただ物件を購入すれば高額な所得が得られるわけではありません。もちろん、投資ですからうまくいけば確実に家賃収入があるので、不労所得を得ることは可能です。
しかし、失敗すれば家賃収入もなく、大きな負債を抱えてしまうことになるので、気を付けるべきポイントをしっかり押さえておきましょう。

不労所得の種類

不労所得は、働かなくても得られる収入のことを指しますが、主に5つの種類に分類されます。

配当所得

株式投資や投資信託などで投資している会社や商品の利益から配当される所得

利子所得

銀行や海外通貨などで預けているお金に付いた利子による所得

事業所得

個人でお金を貸して利子を得たり、商品を売って得たりする利益

譲渡所得

不動産等の試算を譲渡したことにより得た所得

不動産所得

賃貸物件からの家賃収入等により得た所得

また、このように明確な種類ではなく、コンテンツを作成したりビジネスを立ち上げたりすることで得られる利益も不労所得になります。

たとえば、高額収入が得られることで注目されているYouTubeは、コンテンツ作成による不労所得に分類されます。

不動産投資が不労所得といわれる理由

不動産投資によって利益を得る方法は、賃貸経営で家賃収入を得るインカムゲインと、取得した物件を購入価格よりも高値で売却して、その差額で利益を得るキャピタルゲインの2種類です。
ただし、キャピタルゲインで利益を得るには大きな元手が必要になりますし、売却のタイミングなど専門的な知識が必要になるので、一般的に不労所得とされるのはインカムゲインになります。

不動産投資によるインカムゲインが不労所得と言われているのは、購入した物件に借り手がつけば、自然に家賃収入が得られるためです。不労所得は「働かずに利益を得ること」という認識をしている人が多いことから、家賃収入がある不動産投資は不労所得と言われるのです。

しかし、インカムゲインの場合は一概に不労所得とは言えません。

株式投資であれば、会社の株は取得していても、実際に経営を行うのは会社の人間なので、配当をもらえれば不労所得になります。不動産投資では、購入した物件を自分が管理し(もしくは運営会社に事業委託をして)、賃貸経営をする必要があるのです。

何もせずに毎月家賃収入が得られるわけではなく、空室対策や設備の修繕、入居者募集広告など、収入を得るためにやらなくてはいけないことがあります。不動産投資は、それらを踏まえたうえで行わないと失敗してしまいます。

不労所得の罠と不動産投資で失敗する原因

不動産投資の広告では「不労所得」という言葉が使われることが多いですが、前述したように、何もせずに所得が得られることはありません。不労所得という罠に釣られてしまうと、不動産投資に失敗してしまいます。

具体的な失敗原因としては、次の3つが挙げられます。

・管理会社に任せっきりにして自分で管理状況をチェックしない
・コツとパフォーマンスを追求しない
・賃貸経営や事業計画などの勉強を怠っている

賃貸物件の管理は管理会社に丸投げできますが、適切かつ丁寧な管理を行っているか定期的なチェックが必要ですし、経営者としては管理や修繕に無駄な費用がかかっていないか、金銭的な確認も必須です。

また、経営や事業計画など資金繰りに関する勉強も必要不可欠だということを、しっかり覚えておきましょう。

不動産投資で安定的に不労所得を確保する方法

不動産投資 不労所得2

不動産投資で安定的に不労所得を確保するには、不労所得という甘い言葉に惑わされず、5つのポイントをしっかりと押さえておくことが肝心です。

・不動産物件の情報集めや収益シミュレーションなど事前準備をしておく
どういった物件の入居率が高いのか、家賃の相場や管理にかかる費用などあらゆる情報を集めておきましょう。

・最新の物件情報や不動産投資の専門知識を持っている不動産会社を見つける
安定した家賃収入を得るには物件が重要な鍵になるので、不動産投資に詳しい不動産会社を見つけましょう。

・不動産会社と相談しながら自己資金やローンの概算を元に物件を探す
物件選びはもっとも重要なポイントなので、不動産会社のアドバイスを元に、身の丈にあった物件を探しましょう。

・不動産を取得したら丁寧に管理をして空室を出さないようにする
入居率を下げないためには、メンテナンスやクリーニングなど丁寧な管理が必要です。

・入居状況に惑わされず長期的な視野で運用する
入居状況は季節や周辺環境によって変化するものですから、たとえ空室期間が長引いても、慌てずに長期的な視野で物件を運用しましょう。

この5つのポイントが不労所得を得るコツになりますが、不動産投資に関してはどんなに勉強をしてもプロの知識には敵いません。まずは、信頼できる不動産会社を見つけることが重要です。

安易に「不労所得が得られるようになる」とゴリ押ししてくるような不動産会社に頼ろうとせず、上記のポイントを守りつつ、リスクやキャッシュフローなどを誠実にアドバイスしてくれる不動産会社を見つけることができれば、不労所得を確保するのも難しいことではありません。

きちんとした事業計画で、不動産投資を成功させよう

不動産投資は、株などと違い持っているだけで運用できるものではありません。投資だけでなく、物件を運用する事業を行う必要があるので、入居率を高めるための工夫をして、家賃収入を継続させるなど経営者としての勉強をする必要があります。

しっかりと賃貸経営をしてこそ得られるのが「家賃収入」という不労所得ですから、きちんとした事業計画を立てて、ぜひ不動産投資を成功させてください。

フリーワード検索