玄関リフォームのポイントや注意点をまるっと解説!
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3点ユニットとは、バス・トイレ・洗面所が一緒になったユニットのことです。20年以上前には機能的で便利な設備として、主に単身用の賃貸物件に採用されていました。しかし、時代の流れとともに人気がなくなり、今は避けたい条件の1つとなってきています。
また、「バス・トイレ別」というのが絶対条件という入居者が多くなり、そのことから、空室対策で悩んでいる大家さんもいるのではないでしょうか。
今回は、3点ユニットを分離することによる効果や、ポイントや注意点などをご紹介します。空室対策でお悩みの大家さんには必見の内容です!
目次
現在では賃貸物件を探す際、「バス・トイレ別」であることを基本条件とする入居者がほとんどです。インターネットの検索でも、3点ユニットの物件ははじかれてしまうのが現状です。
お風呂とトイレが一緒ということが原因で、長い期間空室になった物件で悩んでいる大家さんも多いでしょう。思い切ってお風呂とトイレを別にするリフォームを検討してみましょう。
3点ユニットを分離して、お風呂とトイレを別にすることは理想なのですが、残念ながら分離できない物件もあります。分離を検討している大家さんはチェックしてみてください。
3点ユニットを分離するには、分離した後のトイレを設置するスペースが必要です。一般的には1畳分ぐらいのスペースが必要ですが、そのスペースが確保できないと分離は難しくなります。
そもそも、3点ユニットはワンルームや1Kなどの狭い賃貸物件に多く、トイレのスペースが確保できないことが考えられます。しかし、コンパクトなタイプのトイレなどもありますので、まずは物件の現地調査をしてリフォーム会社に相談してみましょう。
空きスペースは確保できたとしても、排水設備の問題があります。水道などの給水設備は移動しても問題ありませんが、排水設備は排水配管に傾斜をつける必要があります。
賃貸物件は床下のスペースに限界がありますので、水回りの移動が難しいケースも少なくありません。そうなると、お風呂とトイレの分離はできなくなります。
しかし、このような場合でも、バスとトイレを分離する方法は色々あるのです。次章で、3点ユニット分離のリフォームアイディアについて解説しますので、参考にしてみてください。
それでは、3点ユニット分離のリフォームのアイディアをご紹介します。空きスペースが確保できない、水回りの移動が難しい物件で悩んでいる大家さんは参考にしてみてください。
サッシで間仕切りをして、バスとトイレを分離するという方法があります。
3点ユニットの位置は変わりませんが、サッシで仕切ることによって分離することが可能です。ローコストで施工できるうえに、サイト上にも「バス・トイレ別」と記載できるのもメリットでしょう。
最近では浴槽がいらないという人も増えており、20代の4割近くがシャワーのみという調査結果も出ています。浴槽は不要で、シャワールームがあればよいという方も少なくありません。
この場合は、3点ユニットのスペースを半分シャワー室にして、洗面所を撤去して新たにトイレを交換することになります。サッシで仕切るより、完全に分離できるのでおすすめです。
3点式のユニットバスを取り壊して、バスとトイレのセパレートユニットに交換する方法です。この方法を用いると、スペースはそのままで入り口は別々になります。
しかし、洗面所がなくなる、浴室部分がかなり狭くなってしまうというデメリットがあります。ただ、この方法も「バス・トイレ別」の表記ができるので、入居率のアップにつながる可能性が高いです。
トイレのスペースが確保できて排水の問題もないのなら、トイレは別の場所に新設するのをおすすめします。多少部屋が狭くなり、リフォーム費用もかかりますが、家賃設定も上げることができて、入居率も上がる可能性があります。
今回は3点ユニットを分離することによる空室対策や、ポイントや注意点などをご紹介しました。
3点ユニット分離のリフォームのアイディアとして、サッシで仕切りをしたり、浴槽を撤去してシャワールームにしたりなどいくつか取り上げました。
3点ユニットを分離することによる空室対策などをお悩みの大家さんは、一度ご検討をしてみてはいかがでしょうか。