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お風呂リフォームのポイントをまるっと解説!

リフォーム・リノベーション
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#空室を早く埋めたい
お風呂リフォームのポイントをまるっと解説!

毎日の疲れを癒すお風呂は、入居者にとって大切な場所です。賃貸物件におけるお風呂は入居を決める判断材料の1つとなっており、昔ながらのお風呂や清潔感のないお風呂ではなかなか入居者も決まりません。たとえば、浴槽部分が狭い3点ユニットバス、バランス釜など、使い勝手がよくないお風呂の場合、入居希望者は内観写真や内見の時点で候補から外してしまうこともあるでしょう。

そこで今回は、お風呂のリフォームを検討している大家さんへ向けて、リフォームのポイントを注意点やアイデアを踏まえながらお伝えします。

入居者目線で解説!お風呂リフォームのポイント

お風呂は毎日使う場所なので、いくら家賃や条件がよくても、古くて暗いお風呂では悪い印象を与えてしまいます。

では、具体的にどのようなリフォームを検討すればいいのでしょうか。入居者目線に立つと、以下のようなお風呂が好印象です。

・明るくて清潔感がある
・バスとトイレが別
・掃除がしやすい
・浴室暖房乾燥機がついている
・設備が新しい

まず大切なのは、明るくて清潔感のあるお風呂です。たとえ最新の設備が設置されていても、 清潔感のないお風呂は敬遠されてしまいます。また、「バス・トイレ別」を希望条件として挙げる人も多いので、可能な限り解消したいポイントです。

毎日使うからこそ、手入れのしやすさも重要です。たとえばタイルの床は目地の部分が汚れやすかったり、おしゃれなガラス張りは掃除の手間が余計にかかったりします。そのため、簡単に手入れできる素材を選ぶことが大切です。

また、浴室暖房乾燥機がついたお風呂も喜ばれます。雨の日はもちろん、生活スタイルや周辺環境により洗濯物を外に干すことが難しい人も少なくありません。浴室暖房乾燥機があれば、天候を気にせず干すことができます。

リフォームの流れ

お風呂 リフォーム

お風呂をリフォームする場合、どの程度の規模で行うかによって、工期や費用は大きく変わります。床・壁・天井などに浴室専用のシートを貼るなどのケースでは、短くて1日で済む場合もあります。ユニットバスを新しいユニットバスへ入れ替えるリフォームでは2~6日間ほど、在来浴室からユニットバスへの大掛かりな工事では、4~8日間ほどかかるのが一般的です。

また、工事の最中に水漏れを防ぐため、1~2時間ほど水が使えない時間帯があることを覚えておきましょう。

タイル貼りなどの在来浴室からユニットバスへのリフォームを例に、お風呂をリフォームする際の流れをご紹介します。

<リフォームの流れ(在来浴室→ユニットバス)>
1. 現地調査の手配
2. 現地調査
3. 見積もり作成・受け取り
4. 他社と比較・検討
5. リフォーム工事契約を結ぶ
6. 施工開始(養生→解体・撤去→給排水工事→土間基礎工事→搬入・組立・大工工事・内装工事)
7. 施工完了

水回りのトラブルがあったときに、普段から頼りにしている管理会社やリフォーム会社などがあれば、これらの会社に依頼するのがベターです。比較検討の期間も短くなり、結果的にリフォームを早めに完了させられるでしょう。

お風呂リフォームの方法4選

お風呂リフォーム(リライト)

こちらでは、大家さん目線で現実的に実現可能な範囲のお風呂リフォームについて、4つの方法をご紹介します。

1 浴室設備全体の入れ替え
2 「バス・トイレ別」に変更する
3 浴室設備の一部の入れ替え
4 内装を変える

お風呂リフォームの方法:①浴室設備全体の入れ替え

2つ目は、昔ながらの設備を新しい設備に変更し、浴室全体をリフォームする方法です。バランス釜など古い設備からユニットバスへ、ユニットバスから新しいユニットバスなど、さまざまなケースがあります。浴槽の変更の場合は床や壁、天井などすべてを入れ替えることが多いため、真新しいお風呂になるでしょう。

昔ながらのバランス釜についてですが、そもそも使い方がわからない人も多く、古い印象を持たれることが多いです。また、バランス釜は浴槽の手前に設置されているため、浴槽が狭いというデメリットがあります。給湯や追い炊きなどができるお風呂を希望の条件に入れている入居者も多いため、この機会にユニットバスへの丸ごと交換を検討してみてはいかがでしょうか。

ただし、浴室全体のリフォームは差別化にもなる反面、費用がかかります。予算を考え、リフォーム業者と相談をしましょう。

お風呂リフォームの方法:②「バス・トイレ別」に変更する

まずは、3点ユニットバス(バス+トイレ+洗面所)を「バス・トイレ別」に変更するリフォーム方法です。入居条件に「バス・トイレ別」を挙げる入居者が多いため、入居率アップが大いに期待できるでしょう。

「バス・トイレ別」に変更する方法としては、次の4つがあります。ただし、スペースが必要だったり、水道設備の移設が必要になったりします。構造や部屋の広さなどとの兼ね合いで、バスとトイレの分離が難しいケースもありますので注意しましょう。

· サッシで仕切り、バスとトイレを分離する
· 浴槽を撤去してシャワールームにし、空いたスペースにトイレを設置する
· バスと洗面台の2点ユニットに変更し、トイレは新設する
· トイレを新設する

お風呂リフォームの方法:③浴室設備の一部の入れ替え

3つ目は、浴室内の設備を一部入れ替えるリフォーム方法です。具体的には、主に次のようなものがあります。

· 浴槽のみを交換する
· 設備を部分的に追加、交換する
· 給湯器の入れ替え

浴槽のみを交換する

バランス釜のお風呂はもちろんのこと、汚れが付着しやすい浴槽やサイズが小さい浴槽を、その部分だけ最新のものに替えるというリフォーム方法になります。浴槽がひび割れていた場合は、入居者のけがや水漏れの原因となりますので、交換が必要です。

浴槽には「FRP」「ホーロー」「ステンレス」などさまざまな素材があります。保温性に優れたものや、色のバリエーションが豊富なものなど特徴が異なり、価格もそれぞれに異なるため、予算と合わせた素材選びが大切です。交換する際は、保温性や手入れのしやすい素材を選ぶとよいでしょう。

浴室暖房乾燥機の新設

浴室暖房乾燥機は、ファミリー層や単身者といった幅広いターゲットに好印象となるものです。特に道路沿いなど外干しがしにくい賃貸物件には、浴室暖房乾燥機は大きなメリットとなります。

また、夏は涼しく冬は暖かいので、快適にお風呂に入れるようになるのもポイントです。 追い炊き機能は、単身者にもファミリー世帯にも人気が高い機能となっています。

給湯器の入れ替え

給湯器は定期的に点検を行い、余裕を持って入れ替えたい設備の1つです。給湯器は一度壊れてしまうと、すぐに入れ替えすることが難しいためです。

一般住宅やアパートなどで使われている家庭用給湯器の寿命は、約10年とされています。 しかし、室外に設置されるタイプがほとんどなため、設置後はメンテナンスをつい忘れがちな設備でもあります。機種やメーカーにもよりますが、故障で交換が必要となっても、すぐに入荷されないケースも多いのです。

賃貸物件の大家さんには、設備が問題なく使用できるようにしておく義務があります。給湯器が急に故障して交換まで日数を要する場合、家賃減額が必要になったり、緊急で設置となれば費用が高くついたりするリスクも。給湯器の使用年数を確認し、必要に応じて入れ替えを検討し始めましょう。

設備を部分的に追加・交換する

そのほか、一部備品や収納の交換や追加も効果的です。

たとえば水栓の交換。現在は混合栓が一般的ですが、かつてはお湯と水が別々に出てくるタイプの水栓が主流でした。

また、古い鏡から大きめの鏡への変更、シャワーヘッドの交換などを行うことで、使い勝手や見た目の統一感が大きく向上します。

お風呂リフォームの方法:④内装を変える

最後は、内装を変えるアイデアです。

浴室は狭い空間のため、設備を替えなくても、壁のシート貼りや床の貼り替えでイメージは大きく変わります。床や壁、天井の貼り替えは、設備交換に比べて手軽に行えるのもメリットです。比較的新しい浴室や、予算が限られている場合におすすめの方法となります。

床や壁にも、タイルや樹脂といったさまざまな素材があり、寒さや暑さに強かったり、すべり止め効果がついていたりなど特徴もいろいろです。お風呂は素材選びを間違えるとカビが生えやすくなり、短期間で補修が必要になってしまいます。入居者の健康や使い勝手も考慮し、カビ対策がされている素材や、掃除がしやすい素材を選びましょう。

お手入れのしやすい素材を選択することは、結果的に退去後の清掃費用を抑えることにもつながります。

プチリフォームでも印象ががらりと変わる!ぜひお風呂リフォームの検討を

お風呂リフォームの方法についてご紹介しました。家の中でもリラックスをする場所であるお風呂は、少しのリフォームでがらりと印象が変わります。空室対策や入居者に快適に住んでもらうためにも、入居者目線で好印象となりやすいポイントを押さえてリフォームを行うことが大切です。また、スムーズに進めるために、リフォームの流れについても把握しておきましょう。

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