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洗面台リフォームのポイントや注意点をまるっと解説!

リフォーム・リノベーション
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#空室を早く埋めたい
洗面台リフォームのポイントや注意点をまるっと解説!

「洗面台」は、部屋探しの希望条件として挙げられる、重要な設備となっています。そのため、洗面台のクオリティーによって入居率も大きく変わってくるはずです。
そこで今回は、洗面台のリフォームのポイントや注意点を解説します。洗面台のリフォームを検討している大家さんは、ぜひ参考にしてみてください。

「独立洗面化粧台」は単身者に人気の設備

コロナ禍以降、家の設備を充実させたいと考える人が増えました。

部屋探しに求める条件はさまざま。今後の情勢の変化に備えて、無料かつ充実した インターネット環境はもちろん、独立化粧洗面台といったワンランク上の水回りや、オートロックなどの防犯設備もお部屋探しの条件の1つになるでしょう。

2022年「全国賃貸住宅新聞」で発表された「人気設備ランキング」によると、独立洗面台は6位にランクインしています。この「人気設備ランキング」は、「この設備があれば周辺の相場より家賃が高くても決まる」というもので、日頃より店頭で接客している、賃貸仲介業者や管理会社の声からなるものです。

空室対策でお悩みの大家さんにとって、興味深い内容になるでしょう。洗面台の有無によって入居率が大きく変わりますので、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
参考元:全国賃貸住宅新聞

洗面台リフォームの施工期間の目安

洗面台のリフォームで気になるのが施工期間です。洗面台の設置自体は半日程度で終わりますが、周囲のクロスや床の張り替えも行う場合は1〜2日かかります。
リフォームを決めてから施工完了までの一般的な流れは下記のとおりです。施工会社の人員状況や商品在庫次第で変動しますが、トータルで約2週間~1.5ヶ月程度かかります。

<リフォームの流れ>
1.現地調査の手配
2.現地調査
3.見積もり作成・受け取り
4.比較・検討
5.契約
6.施工開始
7.施工完了

お付き合いのある不動産会社やリフォーム会社に依頼するのであれば比較検討の期間も短くなりますので、1ヶ月前後になることもあるでしょう。

洗面台リフォームの注意点

洗面台のリフォームには注意点がいくつかありますので、ご紹介していきます。

洗面台と洗面化粧台の違い

洗面台とは、歯磨きや洗顔をするための台であり、洗面ボウルと水栓、鏡といった最低限の設備となります。一方、洗面化粧台とは化粧やひげ剃りなどの身だしなみを整えるために、コンセントや照明、収納などの機能が備わった設備です。

洗面台と洗面化粧台では値段も違ってきますので、予算に合わせて選ぶのも大事ですが、一般的には収納やコンセント、照明付きの洗面化粧台が人気となっています。

メーカー既製品か造作か

洗面台リフォーム(リライト)

洗面台のリフォーム方法として、次の2つのどちらを選択するかによって、費用や工期が大きく変わってきます。

・メーカー既製品の洗面台…鏡・洗面ボウル・水栓・収納棚などがセットになっている商品
・造作洗面台…鏡・洗面ボウル・水栓・収納棚などを自由に組み合わせて作るオリジナルの洗面台

メーカー既製品の洗面台を使用する場合は、メーカーの工場で作られた各部品を現場で組み立てる形になります。ショールームやカタログで商品のイメージを確認でき、工期も短くて済むのがメリットです。ただし、大量生産品のため、価格を抑えたい場合には、デザイン的に大きな特徴を求めることは難しくなります。中には、鏡や洗面台が別になっていて、造作の雰囲気が出せるタイプもありますので、さまざまなメーカーをチェックしてみるとよいでしょう。

造作洗面台の場合、リフォーム会社や大工さんに依頼する他、DIYが得意な大家さんであれば自身で手掛けるという人もいます。造作では各部品をこだわって選べるうえ、特殊な間取りに対応可能なのもメリットでしょう。間取りの変更をする必要がないため、結果的に費用を抑えられるケースも多いです。ただし、設計や施工で工期がかかる場合もあることを想定しておく必要があります。

サイズ

賃貸物件の場合、洗面台を設置するスペースが限られています。大きすぎても邪魔になりますが、小さすぎても隙間などのデッドスペースができてしまいます。

サイズに関しては、洗面台の設備メーカーや施工会社としっかり打ち合わせを行うことが重要です。

お手入れのしやすさ

最近はデザイン性のある洗面台も多くありますが、お手入れのしやすさも重要です。入居者によってお手入れの頻度は違いますが、長くきれいに使ってもらうことが大事です。デザイン重視で選んでしまい、お手入れのしにくい洗面台にならないように注意しましょう。

リフォーム費用を抑えたい場合には、既存の洗面台へ貼れる耐水性タイルシールの利用もおすすめです。たとえば、鏡と洗面ボウルの間は、特に水跳ねが多い箇所になります。この部分にタイルシールを貼れば、水が跳ねてもさっと拭き取れますので、お手入れも楽です。洗面台の入れ替えリフォームをしなくて済むため、費用を他のリフォームに回すことも可能になります。

使いやすさ

洗面台は、毎日使うものです。誰もが使いやすいような一般的な洗面台を選びましょう。 また、コンセントの数や収納力なども、内見の際に入居者がチェックするポイントの1つです。

また、おしゃれで小さめの洗面ボウルや高い蛇口など、個性的な部品にこだわりすぎると、水跳ねが多く使いづらかったり、場合によっては壊れやすかったりといったリスクもあります。再リフォームが必要とならないためにも、使いやすさも考慮してリフォームを行うことが大切です。

洗面台リフォームアイディア

洗面台 リフォーム

それでは実際に、洗面所の一般的なリフォームアイディアをご紹介します。

3点ユニットバスから独立洗面台への変更

ワンルーム物件の場合、スペースや予算の関係で、バス・トイレ・洗面台が同じ空間にある「3点ユニットバス」を設置している大家さんも多いことでしょう。しかし実際には、バス・トイレ別や、独立洗面台を希望条件に含めている入居希望者も一定数存在しています。そこで、3点ユニットバスから独立洗面台への変更について、検討してみてはいかがでしょうか。

3点ユニットバスから独立洗面台へのリフォームする場合、次の2つの方法が挙げられます。

浴槽を撤去してシャワールーム+洗面台とトイレスペースに分ける

単身世帯の場合では、シャワールームがあれば、浴槽はなくても構わないという入居者も多いです。この場合、3点ユニットバスを撤去し、半分のスペースはシャワールームに、もう半分は洗面台・トイレを設置します。配管関係の大きな移設が不要なのがメリットです。

バス&トイレをセパレートに交換+別のスペースに独立洗面台を設置する

こちらは3点ユニットバスを撤去後、バス・トイレをそれぞれ独立したセパレートタイプに交換し、洗面台については別のスペースを使って設置するという方法です。バスとトイレはそれぞれ独立したスペースとなりますので、入口も別々になります。

この場合、間取りや配管関係の大きな移設が必要になり、浴室部分が狭くなる可能性があります。しかし、入居者募集の際の物件情報に「バス・トイレ別、独立洗面台あり」と表記できるのがメリットでしょう。

洗面台と空間のデザインを意識したリフォーム

洗面台だけをリフォームするのではなく、周りの空間もリフォームするとおしゃれな空間になります。洗面台付近のクロスをアクセントクロスにしたり、おしゃれなタイルフロアに変えたり すると、見違えるほどおしゃれになるでしょう。

洗面台の照明についても、メイクがしやすいように増設したり、おしゃれなブラケットタイプに変更したりなど、アイディアはたくさんあります。使いやすさと高いデザイン性を兼ね備えた洗面台へリフォームできれば、理想的です。

収納にこだわった洗面台リフォーム

賃貸住宅で大事なのが収納です。収納力のある洗面台を選ぶのはもちろんですが、周辺のデッドスペースにも収納スペースを作るのもおすすめです。

もともと備わっている洗面台を利用したリフォーム

「洗面台はもともとあるけれど、メーカーの既製品でなんだか味気ない洗面台なのでどうにかしたい」という物件の場合は、アイディア次第でおしゃれなものになります。

収納棚部分のみを取り外して新たに収納付きの鏡を壁に設置したり、トレーなどを取り付けたりすることで造作風のおしゃれな洗面台に生まれ変わります 。 また、鏡にLEDライトなどで間接照明を取り付けてもよいでしょう。

まとめ

今回は、洗面台のリフォームのポイントや注意点を解説しました。小さすぎず、使い勝手の良い洗面台が付いている物件は人気があります。入居率が気になる場合、まずは入居者から希望の多い「バス・トイレ別」を検討する大家さんも多いでしょう。しかし、費用や工期などを考えると、大掛かりなリフォームに踏み切れない場合もあるかもしれません。

そんなときは、ご紹介したような洗面台のリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。たとえば造作洗面台の場合間取りの変更が不要なため、工夫すれば費用を抑えることが可能です。ちょっとしたアイディアで入居率がアップしますので、洗面台のリフォームを検討している大家さんは、ぜひ参考にしてみてください!

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