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内見時に最初に目が入る玄関は、住まいの顔といっても過言ではありません。そのような玄関は、リフォームすることでがらりと印象が変わってきます。
部屋の雰囲気を明るくしたり、入居者好みの部屋に見せたりすることができる玄関リフォームには、いくつかポイントがあります。この記事では、玄関リフォームのポイントや注意点を徹底的に解説します。「部屋が古く見える」「部屋の印象を変えたい」とお考えの大家さんは、ぜひ参考にしてください。
目次
内見の際に入居者が最初に目にするのが玄関になります。人への印象が第一印象で9割決まるといわれているように、部屋の印象も第一印象、つまり玄関の雰囲気で大きく変わります。
暗くどんよりした玄関だと、部屋の印象もそのような印象になりがちです。部屋の印象をよくするためにも、明るくきれいな玄関が理想でしょう。
しかし、どの部分をリフォームしてよいかわからない大家さんも多いのではないでしょうか。まずは、入居者目線で玄関リフォームすべきポイントを紹介していきます。
入居者が気にする玄関のポイントは主に以下の3つです。
・収納スペース
・内装デザイン
・明るさ
どういった部分を入居者がチェックするのか、詳しく見ていきましょう。
玄関には、靴やシューズケアのグッズ、傘やアウトドアアイテムなどさまざまなものが収納されることが多いため、収納力が高い玄関が好まれます。ただし、壁全面を収納スペースにしてしまうと、狭い玄関だと特に圧迫感が強くなってしまう可能性も出てきます。
玄関が狭い場合は上にものが置けるカウンタータイプの収納にするとインテリア性がアップし、印象もよくなりますので、こちらのタイプを検討してみるのもよいでしょう。
靴を脱ぐ場所である土間の色や材質1つで、玄関の印象はがらりと変わります。白やベージュなどの薄い色の土間は、明るい雰囲気で清潔感ある印象になりますが、汚れやすい特徴があります。
一方、暗い色のタイルは汚れが目立たず落ち着いた印象を受けますが、暗い印象になってしまうことも少なくありません。部屋の壁紙とのバランスや、どんな部屋にしたいかで決めるとよいでしょう。
日当たりが悪いと暗くなってしまいがちな玄関ですが、暗い玄関は部屋全体をどんよりした印象に見せてしまう可能性が高いです。
玄関付近に小窓を作ったり、玄関ドアをガラスのものに変えたりすると、光が入り込み明るい玄関に仕上がります。窓を作ることが難しい場合は、壁の色を明るくしたり、収納棚に鏡を取り入れたりすると明るさがアップします。
ここからは実際に行われている、具体的なリフォームアイデアを紹介します。すぐに取り入れられるアイデアもあるのでぜひ参考にしてください。
玄関ドアは玄関の印象を決めるのに重要なアイテムですが、部屋ごとにドア本体を取り替えると高額の費用が発生します。あまり高額な費用をかけず玄関ドアをリフォームするには、ドアの内側にリフォームシートを貼るのがおすすめです。
木目や大理石調、タイル風や豊富なカラーリングなどたくさんの種類の玄関用シートが市販されています。理想の玄関の雰囲気に合わせて、好みのリフォームシートを選ぶとよいでしょう。
前述の通り、土間の色や材質で玄関の印象は大きく変わります。
玄関に開放感がほしければ白やベージュなどの明るいカラーに、落ち着いた印象にしたければグレーやブラウンなどの暗い色の床材にするのがおすすめです。また、大理石などの光沢のある素材の床材にすると、高級感のある玄関に仕上がります。
壁や天井のクロスは、土間同様選ぶカラーによって印象ががらりと変わります。土間やほかの壁紙とのバランスを取りながら色を選ぶとよいでしょう。
さらに、クロスには消臭効果や抗菌作用、防カビなどの便利な機能がついた種類もあります。そういった効果は見た目だけではわかりづらいので、なるべく入居者にアピールしていきましょう。
腰壁とは、壁紙の下半分に貼る壁のことです。壁紙と違った板やタイル材を貼ることで、デザイン性がアップします。
また、壁紙とカラーを変えてアクセントとして使われることもあります。腰壁の上に、ちょっとしたディスプレイが置けるのもアピールポイントです。
照明の色合いや明るさは玄関の印象に大きな影響を与えますが、おすすめは60Wほどの少し暗めの照明です。
玄関の照明を暗くすることで、ほかの部屋をより明るく見せる効果があります。特に節電できるセンサー付きの照明が人気です。
照明の色味も重要な要素の1つです。玄関を温かみのある空間にしたい場合はオレンジがかった電球色を、すっきりとした印象にしたい場合は青みがかった昼光色を選ぶようにしましょう。
窓がない玄関を簡単に明るい印象にするには、鏡を設置するとよいでしょう。明るさがアップするだけではなく、視覚的に玄関が広く見える効果もあります。
入居後に鏡を購入する必要もなくなるので、入居者にとっては玄関の鏡は嬉しいポイントだといえます。
玄関によって、専用の傘置き場がないことも多いのではないでしょうか。
スペースを取ってしまう傘置き場は、玄関ドアの内側に設置すると無駄なスペースが省けます。ちょっとした入居者への気遣いが、入居者を集めるコツかもしれません。
部屋の印象を大きく左右する玄関ですが、多くの方が最初に玄関をチェックされるので、玄関のクオリティーにはこだわりたいものです。暗かったり使いづらかったりする玄関は、リフォームをして印象をアップさせることが重要です。
今回紹介したリフォームアイデアは、工事をしなくても手軽に行えるものも多いため、玄関の印象作りにお悩みの大家さんはぜひ試してみてください。