畳をフローリングにリフォーム!床材の種類別に特徴や注意点もまとめました
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空室対策は室内の設備面に目が行きがちですが、エクステリアなど建物の外観も注目したいポイントです。建物周辺が整備されていないと見た目に良い印象を持てず、その先の室内の印象までもが悪くなってしまう可能性があります。
そこで今回は、物件の第一印象を決めるエクステリアについて解説します。コストを抑えつつ物件の印象を変えられるため、入居率を上げたいと考えている方は参考にしてみてください。
目次
エクステリアとは、建物の外周りの空間全体を指す言葉です。建物の内側の装飾全般をインテリアと呼びますが、エクステリアはその反対で、門やカーポート、フェンスといった設備すべて含めた空間が「エクステリア」という認識です。
賃貸物件をアピールするには室内の内装や設備も大切ですが、物件の第一印象の決め手となる建物の外周り部分の整備も重要なポイントとされています。
エクステリアと同じような意味を持つ言葉として「外構」があります。外構とは、門やフェンス、植栽など建物の外にある構造物そのものを指し、これらが集まった空間を表すエクステリアとは別物になります。
エクステリアを構成する外構には具体的にどのようなものがあるのか、8つの要素について見ていきましょう。
門扉は出入り口に設けられた門の扉です。バリエーションも多く、見た目のデザイン以外にセキュリティ面でも大切な役割を持ちます。また、門柱には物件名や表札、インターホンなどが設置される場合があります。
建物の屋根の補修・修繕は、見た目の維持だけでなく雨漏りトラブルを防ぐためにも必要です。また建物だけでなく、駐輪場の屋根を取り付けて快適さをアピールすることもできます。
また、賃貸物件の屋根のリフォームや屋根付き駐車場については以下の記事で解説しているので、気になる方は参考にしてみてください。
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フェンスは外側からの視線を遮り、入居者のプライバシーを守る役割があります。特に、道路や駐車場に面した物件の場合、目隠しのために設置されることも珍しくありません。フェンスはアルミやブロック、生け垣などさまざまなデザインがあり、物件のイメージに沿って選ぶのが一般的です。
また、不審者の侵入を防ぐ役割もあり、しっかりしたフェンスであれば防犯面のアピールにも繋がります。
アプローチとは、門扉から玄関までの通路のことです。道路との高低差がある場合、階段やスロープもアプローチに含まれます。また、通路の両側に植物を植えて、ゆとりある空間を演出することも可能です。
デッキは建物の外に設置された広い空間のことで、一般的に建物から張り出すような形状をしています。好みにもよりますが、木材を使ったウッドデッキにすることが多いです。
また、テラスはリビングから続く、地面から少し高いところに設置されたスペースのことです。デッキやテラスは1階の入居率アップに繋がる可能性があり、物件の付加価値を高めます。
カーポートは、屋根と柱だけで作られた車庫のことです。駐車場を整備したり、カーポートを設置したりするのは、車を持つ人にとって入居の決め手となるポイントのひとつです。
植栽は、敷地内に植えられた草木や樹木のことです。こちらは殺風景な物件を好印象に見せる、また季節の移り変わりを感じられるなどのメリットがあります。
なお、賃貸物件に植栽を導入するメリットや種類については以下の記事で詳しく解説していますので、興味がある方は参考にしてみてください。
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エントランス部分の照明は、物件のイメージを変えるのに効果があります。照明でおしゃれさを演出できる他、明るいエントランスは防犯面のアピールにも繋がります。
エクステリアのリフォーム費用は、おおよそ50万円が目安です。大規模な工事など、外構工事の内容によって費用は異なりますが、植栽や照明設置、アプローチ整備などの部分工事は、50万円程度に収まることが多いです。
エクステリアのリフォーム費用の相場はおよそ50万円ですが、エクステリア全体のリフォームを行う場合には、200万円以上かかる場合があります。想像以上のコストがかかることもあるため、エクステリアは予算と優先度を決めて対応しなければなりません。どのようなエクステリアにするかイメージを決め、所有する物件に必要な工事の内容を決めましょう。
エクステリアとは建物の外観全体を表す言葉であり、賃貸物件の顔ともいえます。候補の物件を決める際、多くの人は室内の設備だけでなく建物の外観もチェックするため、外観が悪いとそれだけでパスされてしまう可能性もあるのです。建物の見た目を少し変えるだけでも好印象に繋がるため、エクステリアを充実させて物件のイメージアップを図りましょう。