再建築不可物件を建て替える方法3選
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さまざまな事情で不動産を手放すことになったときに、誰しも「高く売却したい」と考えま
す。不動産売却なんて、人生で何度もすることではないので、ほとんどの人はどうしたらいいのかよくわからないと思います。そこで、なるべく高く売るためのコツや注意点をご紹介します。
目次
不動産を売却する方法は、大きく分けて5種類あります。売却方法によって、時間がかかるものやすぐに売却できるもの、売却金額にも幅があります。さまざまな事情に適した売却方法を選びましょう。
売却方法 | 特徴 |
一般売却(通常) | 売却にかかる時間はかかるが、一番高く売却できる。 |
買取 | 時間は最短で1週間程度。不動産会社に買い取ってもらうため、売却金額が相場より7割程度と安くなる。 |
一般売却(買取保証付き) | 一定期間売れなかった場合に不動産会社に買い取ってもらえる。売却期限が決まっている場合に有効。 |
任意売却 | 住宅ローンの返済が困難な場合、債権者の合意を得て売却する。相場に近い金額で売却が期待できる。 |
リースバック | 売却しても賃貸契約を結ぶことで住み続けられる。 |
競売 | 住宅ローンを返済できなくなった場合に、債権者の申し立てにより地方裁判所が行う。入札形式で不動産を売却し、債務を回収する。 |
不動産を高く売却するために必要なコツは5つあります。どの項目も、不動産を高く売るためには非常に重要です。
不動産を高く売却するためは、まず複数の不動産会社に見積を依頼しましょう。各社の見積と、周囲の類似物件と比較します。突出して高い査定があった場合、その査定の根拠を確認しましょう。理由がはっきりとしないときは、契約に取り付けたいがため、査定を高く出す不動産会社があります。このような場合、契約時に低い金額を提案される可能性があるので注意が必要です。
周囲の施設や治安など住んでみないとわからない情報を伝えましょう。プラスの情報はもちろん、騒音などのマイナスの情報も伝えておくと、後々クレームになるのを避けられます。
内覧の印象をよくするために、掃除はもちろんのこと、部屋の荷物の整理をしましょう。荷物が多いと部屋が狭く見えてしまいます。トランクルームなどに預けて、なるべく部屋の荷物を減らすことで、部屋を広く見せられるようにしましょう。
部屋を綺麗にし、印象を良くする。というポイントをより強くしたものがホームステージングです。ホームステージングとは、売り出し中の物件の室内に家具や照明、緑を加えてモデルルームのように演出するサービスで、短期売却につながりやすく、最近注目を集めています。
営業担当は査定から引き渡しまでを担当し、いわゆる取引の窓口の役割を果たします。担当が物件についてのメリットデメリットをきちんと理解していれば、売却の際も有利に進められます。売却の活動期間は数ヶ月に渡るので、やりとりしやすい担当に任せるのも大切です。
不動産会社に仲介をお願いする場合の契約には、下記の3種類の媒介契約と呼ばれる契約の形があります。複数の会社との契約ができる一般媒介契約が良さそうに思えますが、不動産売却においては、積極的に動いてくれやすい専任媒介契約や専属専任媒介契約のほうが、売却契約に進みやすいと言われています。
比較項目 | 一般媒介契約 | 専任媒介契約 | 専属専任媒介契約 |
複数の会社との契約 | できる | できない | できない |
自分でみつけた買主との直接取引 | できる | できる | できない |
レインズへの登録義務 | 任意(登録義務なし) | 7日以内に登録 | 5日以内に登録 |
業務報告義務 | 任意(報告義務なし) | 2週間に一度以上 | 1週間に一度以上 |
契約有効期間 | 規定なし(目安は3ヶ月) | 最大3ヶ月 | 最大3ヶ月 |
いざ不動産を売り出すときに、気をつけておかないと損をしてしまう場面がいくつかあります。前もって、以下の注意点をしっかりと確認して売却を進めてください。
売りたい金額で価格を決めたいところですが、価格は相場の価格を基準に決めてください。相場の価格より数百万円高いと購入希望者の目に止まりませんし、逆に安いと何かよくない事情があるのではないかと避けられてしまうので、価格は不動産会社に相談し、相場に近い金額に合わせましょう。
内覧希望は、基本的に土曜日・日曜日に入ることが多いです。買ってくれるかもしれない内覧者を逃さないためにも、賃貸物件を売り出し始めたら、毎週土曜日・日曜日を空けておき、部屋の整理を心がけましょう。
不動産売却は、大きい金額が動くので、不安悩みがたくさん出てきます。不動産売却の成功への道は、ご紹介したポイントをきちんと抑えることです。不動産売却のコツをつかみ信頼のできる不動産会社をみつけて、納得のいく取引にしましょう。