【空室対策】賃貸物件の外構工事で入居者を惹きつける!おすすめの種類や費用相場を解説
賃貸物件は、部屋の内装や設備も大事ですが、外構、つまり建物周 […]
空室対策の1つとしておすすめなのが、温水洗浄便座の取り付けです。温水洗浄便座は比較的安価で取り付けることができ、費用対効果が高い設備として多くの賃貸物件に導入されています。
今回は、そんな温水洗浄便座の設置費用や設置の際に注意するポイントなどについて解説していきますので、空室対策に力を入れたいと考えている大家さんはぜひ参考にしてください。
温水洗浄便座は、賃貸物件において非常に人気のある設備です。最新の「この設備がなければ決まらない」ランキングでは、単身者向け物件で4位・ファミリー向け物件で5位にランクインしています。また、一般世帯普及率は80%を超えており、現代の生活に欠かせない設備の1つとして認識されています。
ほとんどのポータルサイトでは、こだわり条件として「温水洗浄便座」を選ぶことが可能です。家賃や立地などのほか、温水洗浄便座などの設備面で入居を決める方も少なくありません。
温水洗浄便座を設置するには3つのパターンがあります。
・自分で購入してそのまま設置する
・自分で購入し、設置のみ業者に依頼する
・購入と設置の両方を業者に依頼する
温水洗浄便座の本体は、安いものだと1万円代から購入することが可能です。そのため自分で設置する場合、かかる費用は本体代のみと比較的安価に済ませることができますが、温水洗浄便座の取り付けは寸法や止水栓の確認など多くの手間がかかります。また、トイレにコンセントがない場合は電源増設といった工事も必要なので、自力では取り付けられない可能性もあるでしょう。
設置のみ業者に依頼する場合は、工事価格が10,000円ほどで、自力で購入した本体代を合わせると20,000円から工事を依頼することが可能です。業者によって価格帯や施工時間などが異なるため、急いで取り付けたい人はスピード重視の業者に依頼する必要があります。自分での取り付けに不安がある人は、設置だけ業者に依頼してみるのもよいでしょう。
温水洗浄便座の購入から取り付けまですべてを業者に任せる場合は、選ぶ業者や温水洗浄便座のメーカーなどによって、30,000〜170,000円と金額は大きく異なります。手間はかかりませんが、その分大きな費用がかかります。
温水洗浄便座を自分で取り付ける場合、基本的に以下の手順でおこないます。状況に応じて手順が異なることもあるので、困ったときは業者に相談してみてください。
1:トイレのサイズを確認する
2:止水栓の種類を確認する
3:温水洗浄便座を購入する
4:便座を外し、固定プレートを取り付ける
5:新しい便座をはめる
6:給水栓から止水栓を取り外す
7:給水ホースを取り付ける
8:止水栓を開ける
取り付け工事をおこなう前に、トイレのサイズを確認する必要があります。トイレの広さや便器のサイズ、タンクの位置や止水栓とロータンクの距離などをあらかじめ確認しておき、それに合った温水洗浄便座を購入しなければいけません。またサイズだけではなく、水の量を調整するときに使う止水栓の種類も確認しましょう。
正しいサイズの温水洗浄便座と必要な部品を用意したあとは、温水洗浄便座を取り付けていきます。まずは元々ついていた便座のねじを外し、便座本体を完全に取り外します。便座を取り外したトイレに固定プレートを取り付け、新しい便座にはめ込んでいきましょう。タンクにぶつからないか、便器の位置は正しいかどうか確認しつつ、位置がおかしい場合は固定プレートの位置を調節します。
新しい便座をしっかり固定したあとは、ロータンクから給水管が出ているかを確認しましょう。なお、ロータンクの下から給水管が伸びている場合は、この手順は不要です。
給水管から水が出ないように一度止水栓を閉め、給水管を取り付けます。分岐金具と給水ホースを取り付けたら、止水栓を開けて水を流してみましょう。水漏れしてしまう場合は、漏れている場所をしっかりと締め直します。
上記の流れに沿って工事をすれば、業者に依頼することなく温水洗浄便座を取り付けることが可能です。取り付けが完了したら、問題なく動くかどうかをチェックしてみましょう。
自分で温水洗浄便座を取り付ける場合、以下のポイントに注意しましょう。
・必要な部品や道具がそろっているか事前に確認する
・コンセントの有無を確認する
・自分で設置できない場合は業者に依頼する
基本的に温水洗浄便座に必要な部品はセットされていますが、トイレの形状などにより追加の部品が必要な場合もあります。取り付けている途中で部品がないことに気づくと、トイレが使えない状態が長く続いてしまうかもしれません。そのため、取り付ける前に部品・道具がすべてそろっているかあらかじめ確認することが重要です。
また、温水洗浄便器は電気で動くため、トイレにコンセントがないと稼働させることができません。トイレにコンセントない場合は、電源を増設する工事が必要です。廊下やリビングなどから延長コードでつないでしまうと感電や漏電の危険性があり、火災などの原因となるおそれがあります。
自分で取り付けようとしてもうまく取り付けられない場合には、無理をせずに業者に依頼しましょう。誤った取り付けをすると便器本体の故障の原因になり、余計な修理費がかかってしまいます。また、事故や怪我にもつながるため、作業が難しい場合は業者に任せることをおすすめします。
賃貸物件の人気設備である温水洗浄便座は比較的安価で購入することができ、工事もさほど難しいものではないため、自分で取り付ける方も少なくありません。もし自分で取り付けるのが難しい場合には、業者に依頼して設置することもできます。温水洗浄便座は多くの賃貸物件に導入されている設備でもあるので、空室対策の1つとして温水洗浄便座の設置を検討してみてはいかがでしょうか。