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【簡単】宅配ボックスの設置で空室改善!費用や設置までの日数・設置方法も合わせて説明

住宅設備
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#空室を早く埋めたい
【簡単】宅配ボックスの設置で空室改善!費用や設置までの日数・設置方法も合わせて説明

外出中でも荷物を受け取れる「宅配ボックス」が、最近注目されています。宅配ボックスの設置で空室改善したいと考えている大家さんに向けて、費用や設置までの日数、設置方法について解説していきます。

宅配ボックスは賃貸住宅に必須の設備

全国賃貸住宅新聞(2020年10月19日号)の「2020 入居者に人気の設備ランキング この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まる「TOP10」で、「宅配ボックス」は、「インターネット無料」、「オートロック」に次いで3位にランクインしています。

配達時間に家にいられないという人だけでなく、新型コロナウィルスの心配からなるべく人との接触を少なくしたいという人にとっても、宅配ボックスのニーズは高まっています。宅配ボックスは賃貸住宅に必須の設備になってきています。

宅配ボックス設置のメリット・デメリット

宅配ボックス2

まずは、宅配ボックスを設置するメリットとデメリットについて解説していきましょう。

メリット

一番のメリットは、在宅、不在にかかわらずいつでも荷物を受け取れることです。荷物の配達時間に合わせて急いで帰宅しなくて良いですし、お風呂に入りたいけど荷物が届くかも、という時に宅配ボックスが代わりに受け取ってくれるので便利です。

また、最近は新型コロナウイルスの影響で人との接触をなるべく少なくしたいというニーズもあり、宅配業者と直接対面しなくて良いのもメリットです。

デメリット

デメリットとして、設置に費用とスペースが必要なことがあげられます。宅配ボックスのサイズや個数に制限があるため、世帯数の多い集合住宅や荷物の多い時期など宅配ボックスが足りなくなる場合があります。

また、冷蔵、冷凍品の受け取りには不向きですし、貴重品の受け取りには使えないので注意が必要です。

さらに重いものを宅配ボックスで受け取ってしまうと、エントランスから部屋まで自分で運ばなくてはならないのもデメリットと言えます。

宅配ボックスの種類と費用

宅配ボックスには、「機械式宅配ボックス」と「電気制御式宅配ボックス」があります。それぞれのメリット・デメリットと価格について解説していきます。

機械式宅配ボックス

機械式(ダイヤル式)宅配ボックスは、荷物を預け入れるたびに数字の暗証番号を設定します。配達員が暗証番号を設定し、その番号を記載した配達通知書を居住者の郵便受けに投函してお知らせします。

メリットとして、リーズナブルな費用で導入できることがあげられます。一方デメリットは、伝票への書き忘れや書き間違いがあること、電気式に比べ盗難やいたずらのリスクが高いことなどです。

電気制御式宅配ボックス

電気制御式(コンピューター式)宅配ボックスは、液晶パネルが付いていて、タッチパネルやカードキー・テンキーなどで操作する宅配ボックスです。

電気制御式のメリットは、コンピューターが電気錠の制御や利用履歴を管理していて、セキュリティ面に優れていることです。受取人へのお知らせ機能があり、取り忘れが少ないこともメリットです。

デメリットとしては、高性能なため費用が高いことと、使用するには100Vの電源が必ず必要となるので、設置予定場所に電源がない場合は電源工事を行う必要があることでしょう。

宅配ボックス設置の日数と流れ

宅配ボックスの設置には、新設の場合で1日、入れ替えの場合で3日程度かかります。設置方法として、「床に据え置き」や「壁に取り付け」、「壁に埋め込み」などの方法があります。床や壁に穴を開け、アンカーボルトで固定するという流れになります。

宅配ボックス設置のチェックポイント5点

宅配ボックス3

ここからは、宅配ボックス設置のチェックポイントについて解説していきます。

設置スペース

設置する製品や、ボックス数によって必要な設置スペースは異なります。1ユニットW500mm×D600mm×H1800mm程度の製品が多いようです。既設の建物であれば、エントランスや廊下の空きスペースに設置することになりますが、消防法の規制があるため、通路が狭くなりすぎないように注意する必要があります。

ボックスサイズとボックス数

宅配ボックスの数は、電子制御式の場合住戸数の約20~35%、機械式の場合は住戸数の40~50%が目安となります。ファミリー向けの物件と比較して単身者向けの物件は昼間の不在率が高いため40%以上が目安になります。
さらに、新型コロナウイルスの影響で非対面式の受け取りを希望する方も増えているため、以前よりも多めに設置して置くと安心です。
ボックスのサイズは、レターパックなどのSSサイズからゴルフバッグなどが入るLサイズまであります。日常的な通販利用が増えているため、SSサイズやSサイズの利用頻度が高くなっています。

鍵の種類

宅配ボックスの鍵には、機械式の場合は「ダイヤル」や「テンキー」での解錠となります。電子制御式の場合は、「タッチパネル」や「テンキー」で操作するものや「カードキー」、「スマートキー」などがあります。

設置・維持方法

機械式の場合は、自主管理による維持がほとんどです。維持費用が掛からないメリットがある反面、荷物の取り忘れや長期の放置などが起きやすいデメリットがあります。

電子制御式の場合は、自主管理またはオンライン管理になります。自主管理のメリットは維持費用が少なくて済む反面、マンションの管理組合など管理者の手間がかかるのがデメリットです。

オンライン管理は、オンライン上で宅配ボックスの管理会社などが管理してくれるタイプです。メリットとしては荷物の預かり時の通知や、荷物が長期間保管されている場合のリマインド、暗証番号紛失の際にはリモートで解錠を行うなど豊富なサービスがあります。他の方式に比べて維持費用が高いことがデメリットです。

設置・維持費用

宅配ボックスの設置と維持費用はどれぐらいかかるのでしょう。仮に12ボックスの宅配ボックスを設置する場合、機械式60万円、自主管理の電子制御式で80万円、オンライン管理の電子制御式で100万円くらいが目安となります。

宅配ボックスの設置は空室対策としての効果が大きい

通販の利用が増加に伴い宅配便の取扱個数が増えているのに対して、宅配業界は人手不足になっています。宅配業者に負担の大きい再配達を減らすためにも、非対面の受け取りを実現するためにも宅配ボックスの需要はますます高まっています。人気の設備ランキングの結果からも分かるように、宅配ボックスの設置が空室対策に効果が大きいと言えるでしょう。

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