不動産売却の流れ 賃貸経営の基礎知識
初めて不動産売却する場合、どんな流れで進めていくのかまったく […]
物件を購入する際、できるだけ安い金額で買いたいと誰もが考えますが、一般の人にとって金額の大きい物件を購入する経験はそんなに何度もないため、わからないことも多いでしょう。そこで、少しでも安く物件を購入するコツをご紹介します。
目次
値引きを言い出さないと、値引き交渉につながりませんが、どのようにして値引き交渉すればいいのか、タイミングや方法にポイントがあります。値引き交渉する際には、以下の3つのポイントが重要です。
値引きをお願いするには、仲介業者に売主を説得してもらう必要があります。はじめから値引きの話ばかりしていると、冷やかしていると思われる場合があります。じっくりと物件を見極め、近隣の相場を踏まえた上で、値引きを提案するようにしましょう。
値引き交渉をする場合、仲介してくれる不動産会社にもリスクがあるので、不動産会社の信用を落とさないように、値引きされたら購入することを約束しておくことをおすすめします。そうすれば、不動産会社も親身に対応してくれるでしょう。
融資を利用する場合に、住宅ローンの仮審査が通ったタイミングで、仮審査通過の旨と併せて値引きの希望を話すのがベストです。このタイミングがおすすめなのは、融資先の仮審査が通っているので、購入の意思があり金額に合意すれば、すぐに買ってくれると売主が判断できるからです。
またこの仮審査の結果は、他の物件の場合の証明にも使用できるので、審査結果は大切に保管しておきましょう。
当たり前のことですが、法外な金額で値切っても成功しません。1億円以下の物件の場合、値引きの目安は100万円~1,000万円程度です。
売り出してから時間が経過している物件や、相場より高く売り出している物件は、値引き交渉に成功する確率が高いです。近隣の類似物件の相場をあらかじめ確認しておくのはもちろんのこと、買いたい物件の条件に合わせたアンテナを常に立てておき、適正な範囲で値引き交渉に挑みましょう。
物件を安く手に入れるためには値引き交渉が必須ですが、自身の行動ひとつで、値引きにつながらなくなったり、売主に悪い印象を与えてしまったりする場合があります。安く買いたいという気持ちが先立って、欲しい物件を手に入れられなくなったら元も子もありません。売主が売りたいと思う行動を心がけ、以下の点に注意しましょう。
値引きを交渉している間に、売主が提示している価格で購入を決める別の買主が現れれば、売主はできるだけ高い金額で買ってくれる買主に売却してしまいます。また売主は複数人を同時に対応している場合が多く、強引な交渉をしていると悪い印象を抱かれてしまい、優先順位を下げられることもあります。売主にもさまざまなタイプがいますが、基本的には売りたいと思う相手と契約するので、印象が悪いと売却してもらえなくなります。
何人も買いたいと手を挙げるような人気の物件だと、そもそも値引きをする必要なく売却できてしまいます。その場合には、値引き交渉はマイナス要因になってしまう可能性があるので、事前に物件の相場を見て、その値引きは適正なものなのか確認をしてから、値引き交渉に移りましょう。
売主に値下げしてもらったにも関わらず、その物件を買わないのはマナー違反です。仲介している不動産会社の信用を下げる行為になりますし、売主にも迷惑がかかる行為ですので、買うつもりがない場合に値下げ交渉するのはやめましょう。
気になる中古物件があれば、その物件の売主がどのような事情で売りに出しているのか、不動産会社に確認してみましょう。売却理由によってはタイムリミットがあるので、そのタイミングで値下げ交渉に応じる場合があります。
売り出してすぐですと、売主が適正な金額で売りに出していると思っているので、値下げ交渉は難しいでしょう。ですが売りに出してから3カ月ほど経っても売れないとなると、早く売りたいと焦ってくるので、値下げ交渉に応じる可能性は高くなります。
タイミングと相場を理解することで、値引き交渉が成功する確率がぐっとあがります。値引き交渉に関わらず、真摯な対応で売主や不動産会社を味方にすることで、交渉を有利に進めていきましょう。