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3点ユニットを分離して入居率アップ!ポイント・注意点をご紹介します

リフォーム・リノベーション
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#空室を早く埋めたい
3点ユニットを分離して入居率アップ!ポイント・注意点をご紹介します

3点ユニットとは、バス・トイレ・洗面所が一緒になったユニットのことです。20年以上前には機能的で便利な設備として、主に単身用の賃貸物件に採用されていました。しかし、時代の流れとともに人気がなくなり、今は避けたい条件の1つとなってきています。

また、「バス・トイレ別」というのが絶対条件という入居者が多くなり、そのことから、空室対策で悩んでいる大家さんもいるのではないでしょうか。

今回は、3点ユニットを分離することによる効果や、ポイントや注意点などをご紹介します。空室対策でお悩みの大家さんには必見の内容です!

「バス・トイレ別」は入居者に人気の条件!

3点ユニット 分離

現在では賃貸物件を探す際、「バス・トイレ別」であることを基本条件とする入居者がほとんどです。インターネットの検索でも、3点ユニットの物件ははじかれてしまうのが現状です。

お風呂とトイレが一緒ということが原因で、長い期間空室になった物件で悩んでいる大家さんも多いでしょう。思い切ってお風呂とトイレを別にするリフォームを検討してみましょう。

リフォームの流れ

3点ユニットのリフォームは、以下の流れで行います。

<リフォームの流れ>
1.リフォーム箇所の調査を手配
2.リフォーム箇所を調査
3.複数業者で見積もり作成&受け取り
4.業者を比較・検討
5.業者と契約
6.施工開始
7.施工完了

施工は数日で完了するものの、施工内容や設備の在庫状況により、リフォーム完了までの期間は異なります。完了までの目安は、2週間~1.5ヶ月 です。

注意!3点ユニットの分離ができない場合もある

3点ユニットを分離して、お風呂とトイレを別にすることは理想なのですが、残念ながら分離できない物件もあります。分離を検討している大家さんはチェックしてみてください。

空きスペースがない

3点ユニットを分離するには、分離した後のトイレを設置するスペースが必要です。一般的には1畳分ぐらいのスペースが必要ですが、そのスペースが確保できないと分離は難しくなります。

そもそも、3点ユニットはワンルームや1Kなどの狭い賃貸物件に多く、トイレのスペースが確保できないことが考えられます。しかし、コンパクトなタイプのトイレなどもありますので、まずは物件の現地調査をしてリフォーム会社に相談してみましょう。

水回りの移動が難しい

空きスペースは確保できたとしても、排水設備の問題があります。水道などの給水設備は移動しても問題ありませんが、排水設備は排水配管に傾斜をつける必要があります。

賃貸物件は床下のスペースに限界がありますので、水回りの移動が難しいケースも少なくありません。

しかし、このような場合でも、バスとトイレを分離する方法はあります。次章で、3点ユニット分離のリフォームアイディアについて解説しますので、参考にしてみてください。

3点ユニット分離のリフォームアイディア

3点ユニットリフォーム(リライト)

それでは、3点ユニット分離のリフォームのアイディアをご紹介します。空きスペースが確保できない、水回りの移動が難しい物件で悩んでいる大家さんは参考にしてみてください。

サッシで仕切り分離する方法

サッシで間仕切りをして、バスとトイレを分離するという方法があります。3点ユニットの空間内で、浴槽とトイレ・洗面台の間にサッシを新設します。

3点ユニットの設備はそのままですが、サッシで仕切ることによって浴槽とトイレ・洗面台を分離することが可能です。ローコストで施工できるうえに、サイト上にも「バス・トイレ別」と記載できるのもメリットでしょう。

浴槽を撤去してシャワールームにする

浴槽は不要で、シャワールームがあればよいという方も少なくありません。

こうしたニーズを踏まえ、3点ユニットバスを取り壊し、スペースの半分を使ってシャワー室を新設します。洗面台は交換または撤去して、トイレも新たなものに交換することになります。スペースが少なくて済み、サッシで仕切るより、完全に分離できるのでおすすめです。

バス&トイレセパレートタイプにする

3点式のユニットバスを取り壊して、バスとトイレのセパレートユニットに交換する方法です。この方法を用いると、スペースはそのままで入り口は別々になります。

しかし、場合によっては洗面台がなくなる、浴室部分がかなり狭くなってしまうというデメリットがあります。ただ、この方法も「バス・トイレ別」の表記ができるので、入居率のアップにつながる可能性が高いです。

トイレを新設する

トイレのスペースが確保できて排水の問題もないのなら、トイレは別の場所に新設するのをおすすめします。多少居住空間が狭くなり、リフォーム費用もかかりますが、家賃設定も上げることができて、入居率も上がる可能性があります。

洗濯機置き場を新設する

独立洗面台を設置できるスペースがあれば、洗濯機置き場の新設も検討してみてください。室外の洗濯機置き場は、賃貸物件選びの条件として外される恐れがあります。

以下の条件がそろっていると、洗濯機置き場を室内に新設することが可能です。

<洗濯機置き場の設置条件>
・スペース:幅640mm×奥行き640mm(防水パンのサイズ)
・配管:給水管、排水菅(なければ新設する)
・電源:洗濯機用のコンセント(なければ新設する)

洗濯機の設置を想定したスペースを確保しなければならないため、周囲の状況も考慮して新設しましょう。たとえば、コンセントは水がかからない高さに設置しなければ、洗濯機の稼働中にショートする恐れがあります。

防犯や清潔感アップ、設備の故障防止の観点からも、洗濯機置き場は室外よりも室内にある物件が人気です。3点ユニットの分離と同様、空室対策のためにも洗濯機置き場の新設を検討してみましょう。

ぜひバス・トイレ別リフォームの検討を

今回は3点ユニットをリフォームする流れや、分離による空室対策のポイント・や注意点などをご紹介しました。

3点ユニット分離のリフォームのアイディアとして、サッシで仕切りをしたり、浴槽を撤去してシャワールームにしたりなどいくつか取り上げました。

空室対策でお悩みの大家さんは、3点ユニット分離や洗濯機置き場の新設など、賃貸物件のリフォームをご検討してみてはいかがでしょうか。

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