成人年齢(成年年齢)が18歳に引き下げ!賃貸借契約や大家さんへの影響とは?
2022年の4月から、成人年齢(成年年齢)が18歳に引き下げ […]
自然と産業が両立する千葉県は、暮らしやすい街として注目を集めています。都心へのアクセスが良く、再開発で進化を続ける千葉県を賃貸経営の場所として検討する方は多いでしょう。
今回、千葉県で賃貸経営をしている方や土地を有効活用したいと考えている方に向けて、千葉県の基本情報や賃貸経営に役立つ市場動向を調査しました。千葉県の魅力を知り、賃貸経営成功の手がかりをつかみましょう。
目次
千葉県は温暖な気候に恵まれていて、自然が多く産業も盛んな地域です。人口は全国6位。東京、神奈川、大阪、愛知、埼玉に次ぐ多さです。
また、都心へのアクセスも良好。総武線快速を利用すれば、千葉駅から東京駅まで約40分で到着します。総武線を始め成田エクスプレス線や京葉線など、千葉県内と東京都内の主要駅をつなぐ線は多数あります。
さまざまな魅力がある千葉エリアの特徴や、近年の市場動向をまとめました。早速、見ていきましょう。
千葉県は複数のエリアに分けられます。漁業や農業が盛んなエリアや、再開発が進むエリアなどさまざまです。ここでは、ランキング形式で市区町村別の人口や乗降客数が多い駅を紹介します。
千葉県内の人口をランキング形式で市区町村別に見ていきましょう。人口の多い順に1位から15位を紹介します。
順位 | 市区町村 | 人口総数(人) |
1位 | 千葉市 | 977,306 |
2位 | 船橋市 | 644,443 |
3位 | 松戸市 | 496,350 |
4位 | 市川市 | 495,402 |
5位 | 柏市 | 430,096 |
6位 | 市原市 | 267,074 |
7位 | 中央区 | 212,383 |
8位 | 流山市 | 205,210 |
9位 | 八千代市 | 201,240 |
10位 | 花見川区 | 176,909 |
11位 | 習志野市 | 176,311 |
12位 | 浦安市 | 169,407 |
13位 | 佐倉市 | 166,996 |
14位 | 稲毛区 | 160,177 |
15位 | 野田市 | 152,204 |
出典:千葉県毎月常住人口調査 令和4年1月1日現在
https://www.pref.chiba.lg.jp/toukei/toukeidata/joujuu/geppou/saishin/setai.html
人口総数が1位の千葉市は、年々人口が増えています。千葉市内には、公園や動物園といった施設が充実しており、子育てをしやすい環境といえるでしょう。
次に、千葉県内の乗降客数を多い順にランキング形式で紹介します。利用者が多い駅はどこでしょうか。順位を見ていきましょう。
順位 | 駅名 | 乗降客数(人) |
1位 | 西船橋駅(メトロ) | 295,943 |
2位 | 西船橋駅(JR) | 278,694 |
3位 | 船橋駅(JR) | 277,900 |
4位 | 柏駅(JR) | 252,552 |
5位 | 千葉駅 | 216,242 |
6位 | 津田沼駅 | 207,824 |
7位 | 松戸駅 | 199,318 |
8位 | 舞浜駅 | 166,314 |
9位 | 柏駅(東武) | 148,143 |
10位 | 海浜幕張駅 | 136,756 |
11位 | 市川駅 | 122,836 |
12位 | 本八幡駅 | 120,250 |
13位 | 船橋駅(東武) | 116,001 |
14位 | 新浦安駅 | 114,516 |
出典:https://opendata-web.site/station/12/
総武線と京葉線が通る西船橋駅は、通勤に便利で利用者が多い傾向にあります。また、船橋駅や千葉駅、津田沼駅は、総武線快速が停車します。東京駅まで乗り換えがないため、利用者も多いです。
続いて、千葉県内の空家率と持ち家比率を確認しましょう。総務省の調査によると、千葉県内の空家率は11.8%です。全国平均は13.6%ですので平均値は下回っていますが、やや高い傾向にあります。
出典:総務省「住宅・土地統計調査」(平成30年)
https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/index.html
また、持ち家比率は66.0%です。全国平均は62.3%のため、やや平均値を上回っています。
出典:指標で知る千葉県2021
https://www.pref.chiba.lg.jp/toukei/toukeidata/shihyou/shihyou2021/index.html#26
千葉県は再開発が進み、商業施設が増えたり駅がリニューアルされたりと進化を遂げています。これから予定されている新駅開業や再開発情報を3つ紹介します。
2023年春頃、京葉線に新しく「幕張豊砂駅」の開業が予定されています。読み方は「まくはりとよすなえき」です。海浜幕張駅と新習志野駅の中間に現在建設中です。
近隣には、大型スーパーや商業施設があり、湾岸エリアの利便性向上と人口増加が期待されています。
つくば線エクスプレス、柏の葉キャンパス駅では、スマートシティの開発が進んでいます。スマートシティとは、新しい技術を活用し地域が抱える問題を解決に取り組みながら、新たな価値を生み出し続けることです。
柏の葉キャンパス駅では環境共生、健康長寿、新産業創造の3つを柱に、スマートシティ開発に取り組んでいて、住みやすい街づくりを推進しています。
出典:三井不動産
https://www.kashiwanoha-smartcity.com/about/
また、千葉ニュータウン中央駅では、大規模なデータセンターの建設計画が進んでいます。総延床面積約330,000㎡、東京ドーム約7個分もの大きさです。
新型コロナウィルスの流行により、テレワークをする機会やインターネット通販を利用する機会が多くなりました。これにより、データの需要が高まっています。データセンターは、電力の供給や安定したデータ通信に役立ちます。
商業施設の跡地を活用する動きもあります。具体的な活用方法を確認しましょう。
・千葉市:パルコ跡地→31階建てのタワーマンションを建設中
・千葉市:三越跡地→土地の所有者が総合建設業者に跡地を売却
・船橋市:西武跡地→商業施設つき高層タワーマンションを構想
・柏市:そごう→地元地権者のすべての所有権を移転し、今後跡地を活用へ
以上のように、千葉県内では複数の商業施設の跡地を活用し、再開発が進んでいます。
テレワークの普及とともに、必ずしも都心で暮らす必要性はなくなってきています。また、都心に比べ千葉エリアは、良い条件で安い物件が多く見つかる可能性があり、住まいの拠点として注目を集めています。
この機会に所有されている物件の快適性を見直し、入居者にアピールするのが効果的です。千葉エリアの市場動向の変化をキャッチし、賃貸経営を成功させましょう。